名古屋市の認知症、動脈硬化、自律神経失調症、その他脳、神経に関する専門的クリニック

認知症とは?

"" 渡辺クリニックの今年のテーマは、認知症にもっとしっかり取り組むことです。認知症の早期発見と訓練に力を入れたいと思っています。認知症の原因で一番多いのはアルツハイマー病ですが、80才になると約2割にアルツハイマー病が出ると言われています。認知症は特に珍しい病気ではないのです。そしてそれほど恐れる病気でもないのです。物忘れ、認知症に関する私の独断と偏見を以下に述べます。おそらく間違ってないと思います。

  1. 物忘れを訴える人には認知症はいない。しかし、その前段階である可能性はある。
    本格的な認知症では、自分の物忘れも忘れてしまう。従って自分から受診しようとはしない。物忘れを心配しているうちは大丈夫。
  2. 認知症の治療は、本格的な認知症にはあまり効かない。
    早期発見が大切である。認知症の前段階から始めるのが効果的。
  3. 認知症の薬の効果は訓練次第。
    訓練して、特に前頭葉を鍛えなければ薬が脳全体に届かない。
  4. 認知症の予防、訓練は歩くことから。
    歩くことは前頭葉を活性化させる。認知症は進行すると寝たきりになるので、その予防のためにもまずは歩く。他の訓練は歩いてから。
  5. 拒絶、逃げは認知症の始まり。
    新しい事、嫌な事に取り組めないのは、能力が落ちてきた証拠。惚けてきたので逃げるのか、逃げてばかりで惚けるのか。
  6. 認知症は国を滅ぼす。
    進行すると介護費用が約30万円/月かかる。介護する人がいない。
  7. 少しくらいのボケならむしろ楽。認知症を恐れることなし。
    軽度の認知症は生活に支障なし。嫌な事も忘れられる。

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