内臓脂肪とは何かというと、中年期以降の代謝の低下により体内に余ってしまう有害物質の一つと考えられます。すなわちゴミのようなものです。有害物質がどんどん溜まって病気が起きやすい状態をメタボと言うわけです。
体内のゴミは内臓脂肪だけではありません。脳のゴミがアミロイドβであり、アルツハイマー病の元になります。ということは、動脈硬化が進んだ人は認知症に近づいているとも考えられるのです。
動脈硬化の程度は血管年齢、頚動脈エコーなどで簡単に調べられます。また内臓脂肪の程度も腹部エコーで分かります。あなたの動脈硬化はどれくらい進んでいるでしょう?それを調べて対策を練ることは、将来の認知症を先に延ばす役割があることを覚えておいてください。