名古屋市の認知症、動脈硬化、自律神経失調症、その他脳、神経に関する専門的クリニック

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渡辺クリニック式 認知症予防プログラム

認知症は恥ずかしがったり、逃げたりしてはいけません。認知症を進めるのはフレイルとストレスです。これらへの対策を早くから練るべきです。このような考えから、渡辺クリニックでは以下の順で予防プログラムを組んでいます。

①現在地は?

誰でも認知症への道を歩んでいて、ある日突然認知症が発症する訳ではありません。50歳頃から溜まり始めたアミロイドβによって神経細胞が死んで、神経ホルモンが減ることで徐々に認知機能が低下して発症していくのです。自分がどの程度の物忘れなのか(現在地)を確認する必要があります。

(50歳)アミロイドβ→神経細胞死→神経ホルモン減少→正常な物忘れ→ひどい物忘れ MCI(軽度認知障害)→認知症(Ⅰ→Ⅱ→Ⅲ)

(50歳)アミロイドβ→神経細胞死→神経ホルモン減少→正常な物忘れ→ひどい物忘れ MCI(軽度認知障害)→認知症(Ⅰ→Ⅱ→Ⅲ)

②治療薬は?

減ってきた神経ホルモンを補充する薬、弱ってきた神経細胞を丈夫にする薬など、様々です。現在地を理解して、それに合わせた治療を受けるのが合理的です。

③フレイルは?

フレイルは神経ホルモンを減らし、認知症を招きます。フレイルがあるか調べて予防の訓練を頑張ってもらわなければなりません。

④脳トレは?

フレイル予防には筋肉、脳血流、栄養を増やすことが大切です。楽しく歩き、何を食べたいか考えてもらうため「“なんちゃって”旅行」を企画しています。

⑤ストレスは?

ストレスは神経細胞を減らし、情緒不安定や意欲低下を引き起こします。ストレスを溜めないようにしなければなりません。

⑥脳リハは?

脳を良い状態にし、脳血流を増やすリハビリとして渡辺クリニックではアロマ近赤外線療法 (ASL) を行なっています。

その他に

⑦生活スタイル⑧栄養⑨運動⑩福祉
の指導も行なっています。
以上のプログラムをしっかり受けてもらえば、認知症は止められると思います。

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