名古屋市の認知症、動脈硬化、自律神経失調症、その他脳、神経に関する専門的クリニック
認知症(アルツハイマー病)の新薬が発売され、認知症の早期発見の意義はさらに高まっています。新薬治療を受けるにしても、それだけで訓練を怠ると、薬の効果は期待できません。むしろ適切な脳活(脳リハ、脳トレ)の必要性はさらに高まるといえます。どのような脳活をすれば良いのでしょう?
認知症は一般に、①神経細胞が弱る→②神経細胞からホルモンが出なくなる→認知機能が落ちる、という順で進んでいきます。まず①神経細胞を丈夫にする、次に②神経ホルモンを出させる工夫が適切な脳活といえます。そのためにはどのような脳活があるのでしょう?
老化とともに神経細胞は減りますが、それに拍車をかけるのがストレスです。老年期のストレスは神経細胞を弱らせます。抗ストレスが大切です。
フレイルで栄養失調、運動・活動不足になれば神経ホルモンが放たれなくなってしまいます。老後のフレイルは神経ホルモンを減らします。抗フレイルが大切です。
従って抗ストレス、抗フレイルが認知症予防の重要な脳活であるといえます。渡辺クリニックではストレス(自律神経失調症)、フレイル(筋肉減少、脳血流低下)に的を絞って脳活を行なっています。まずは神経細胞を丈夫にする抗ストレス脳リハ(もくもく温泉に入るような気分になる近赤外線温熱療法)、次に神経ホルモンが増える抗フレイル脳トレ(ワクワク旅行を楽しむような気分になるなんちゃって旅行)を指導しています。認知症が始まっていなくても、認知症予防のための脳活は大事だと思います。