名古屋市の認知症、動脈硬化、自律神経失調症、その他脳、神経に関する専門的クリニック
2024年から認知症(アルツハイマー病)の治療に革命が起きました。新薬(レカネマブ、ドナネマブ)が発売されたのです。これらは従来の飲み薬と違って定期的に点滴するものです。認知症の6〜7割がアルツハイマー病ですから、かなり期待が持てます。
アルツハイマー病は1→7の順に進んでいきます。
新薬の問題点は高価(年間300万円くらい) ※1である以外に、投与時期が難しいことです。新薬は攻撃して来るアミロイドβを抑える薬なので、上の345の時期が適切で、認知症が進んでからでは手遅れなのです。せめて6MCIの時期に見つけなければいけません。だから早期発見が叫ばれているのです。たとえ新薬を選ばなかったとしても、認知症の危険因子を抑えることでグッと認知症は予防できるのですから、認知症から逃げずに立ち向かう勇気が必要です。
適応の患者さんは治療の受けられる病院を紹介しますが、治療を受けていればそれだけで良いというわけにはいきません。前向きに脳トレなどを頑張る意欲がとても大切です。
そういうわけで、新薬を受けるには、❶早期である❷本人はもとより家族全員が治療を望む❸脳出血や強い動脈硬化がない❹治療を受ける経済的、人員的余裕があるのすべてを満たさなければなりません。
※1 「高額療養費制度」を利用すれば、外来による年間負担額の上限を14万4,000円にまで抑えられます(住民税非課税世帯を除く年収約370万円以下で70歳以上の患者の場合)